おかしいぞ!内覧会
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最近ウェブサイトで内覧会の同行を謳うものが増えている。
その内容のご相談も先に回答しているが、ここ最近のウェブサイトの氾濫には驚くばかりであり、???と考え込むこともある。
私たちを含めて「内覧会業者」と識別されてるらしい。建築の基本計画から設計・監理が行えるコンサルと区別すらできないことからして本末転倒。
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■おかしいぞ-(1)
まず、ウェブサイトで「内覧会」のみを同行するものである。
ここには、あらゆる業種の「専門家」が出現し、不動産鑑定士、FP、電気屋等々、果ては単なる雑誌のテキスト屋なる評論家までも登場し、それを行うと言う。建築をどこまで知ってんだ、なぜ内覧会だけなんだ、を問いたい。
ある会社では全く建築と縁もゆかりもない事業者がFAXで参加者を募って派遣するという。何を考えてるんだか。
「内覧会」のみに限定してるってことは、図面すら読めない、分析評価も出来ないと言ってることに同一でしょう。
何なんだこの現象は。それほど皆、暇なのか?
同じコンサルを行うのであれば、住まいの購入相談から、一貫して行うべきであり、「内覧会」のみでは、意味を呈さない。
購入相談でも仕切りがあり、地域性・資金面・契約書関連・売主の査定・建築会社の査定、等々。ミソもクソも一緒になってるぞ。
おかしいぞ!
これでは予約するクライアントが気の毒である。
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■おかしいぞ-(2)
最近、マンションごとの掲示板が氾濫し、匿名での書き込みが賑わっている。
管理者のその殆どは、広告費で儲けだけを目的とし、内容は検閲されることの無い、垂れ流しのマンション版2chだ。誹謗中傷、お構いなし。
ディペロッパーも、ゼネコンもちゃんと匿名で参加していることも知らずに、これに、一喜一憂している内容は、まさに、滑稽だ。
日本人特有の平均化、誘導されやすい体質、そのものである。
会員を数万人集めたとし、不動産屋と組んで購入者を誘導する、言語道断なウェブサイトまで出てきた。タダほど怖いものはない。
数千万もする<住まい>を、こんな単純な仕組みに組み込まれて買わされる購入者は、有効な情報がそれほど簡単に手に入らないことを知るべきだろう。
こと内覧会でのそれは、購入者が内覧会後に掲示板にあれこれ書き込んで一喜一憂する前に、購入時点でちゃんと押さえて置けば内覧会で騒ぐこともないことばかりであり「ディペロッパー」と「ゼネコン」の組み合わせだけを見ても、購入を敬遠すべき物件は沢山ある。これが「有効な情報」だ。
何十冊、ノウハウ本を読んでも出てこない、それが「有効な情報」であり、「株取引」ノウハウ本で全員が儲かった話を聞いたことがないように儲かるのは著者だけで購入者は入り口を知らされるだけである。
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■おかしいぞ-(3)
◆機器の氾濫? -------------------------------
▼精密レーザー測定機器(オートレーザー)。
・TVにも登場しマスコミの「おもちゃ」になって素人を驚かせているが、施工に数ミリ単位の誤差は必ずある。
・遮音性能を高めるために床材等にはクッション材があり多少の波打ちはある。
・住まいに工業製品のように数ミリ単位の精密さを求めることはできない。
・垂直性能では建具のタチを水平器であたれば簡単に判る。
・それでも必要とするなら、施工基準を超えた水平・垂直の現場でのその後の経過を発表すべきである。裁判をやったのか?、キャンセルしたのか?、一からやり直したのか?。
・住宅性能保障制度の示す調停施工基準を知っているのだろうか.
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▼ホルムアルデヒドの測定。
・建築基準法に使用建材の規定、24時間換気の設置の義務がすでに組み込まれている。
・測定を謳うウェブサイトで示す機器は「簡易測定器」である。これを使って安全宣言ができるのか。それこそ危ない論理だ。
・簡易測定なら、薬品会社からいくらでも「試材」を販売している。(1000円程度〜) -------------------------------
▼騒音測定器。
・基準は朝?、夜?、電車通り?、幹線道路側?、隣地境界?、T-1?、T-2?、T-3?。超えるとどうするの?。サッシを取り替えるの?
・これの必要性を謳うウェブサイトには結果が表現していない。 -------------------------------
▼水質測定器。
・竣工間際の住まいでは水道管内の汚れから水質に異常な数値が出ることはあるが内覧会前等で多量の水を流すことから内覧会時点ではその殆どが水道局基準になっている。本当に現場の流れを知っているのだろうか。
・簡易水道基準ならば、測定も必要ではあろうがマンションは簡易水道事業所ではない。
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■結論
・売主、建設会社を擁護するつもりは、さらさらないが、設計から施工監理までの経験のない「にわか」チェックマンが実績と技術のなさを平均化するために色々機器の導入を行っているが、こと内覧会では不要なものばかりである。
・素人を驚かせる意味では面白いが必要ならその必要性がどこかのサイトに書いてあるのか。起承転結が表現されない限り、それはパフォーマンスであり論理ではない。
・売主、建設会社に切り込むのに、この程度の理論展開では到底、論破できないだろう。
・それで数万もの費用を請求してはならない。内覧会にはもっと大事な定義があるだろうに。困ったもんだ。
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