マンション購入前の豆知識、マンションチェック、内覧会注意事項
■ 排水のしくみ-2

マンション排水設備で最も注意すること

排水立管の管内圧力変動

・排水立管に汚水・洗濯排水・浴槽排水等々がある時間帯に一斉に流れ込んできます。10階建てであれば一つの排水立管に10軒分がつながってるわけで一般的には100ミリの配管が使用されます。各階の住人の生活パターンが違っておれば全然問題は無いのですが、ほぼ似通ってるので排水流入が集中します。

・排水流入が集中することを見込んで同時使用率を60〜70%に想定設計します。但しこれらはデータによる想定で学問的には想定できないのです。汚水・雑排水の種類・量・種別は全戸入居してみないと判らないのが現状です。

・排水立管の最上階から浴槽排水250gを流したと仮定(浴槽からの排水は一挙に流れないように工夫はされている)すると10階から下階に管内の空気を圧縮しながら落下をはじめます。排水のが通過した階は管内の空気を引っ張る状態の圧力変動を発生させ、前者はプラス圧、後者はマイナス圧と言います。

・この圧力変動によりプラス圧階では吐き出し現象を、マイナス圧階では吸い込み現象が起こり、噴出しまたは前項にあるトラップ切れを起こします。この現象での解決は空気を取入れること(通気)で圧力バランスを保てるのです。

・これは全関係者は判ってはいるのですが、マンションと言う建物の性格上、通気管を設置するスペース、余裕がない。そこで前項の集合継手を設置することで渦巻き状に管に沿って流れる状態をつくり、管の真中を通気の通るスペースとし圧力バランスを保つことにしたが、±0にはなりません。

・このように排水立管の中では常に管内圧力変動が起きています。